あざのレーザー治療のことならあざ治療の専門クリニック、西堀形成外科 名古屋

乳児期は押さえつけでレーザーは可能。2,3歳を過ぎてくると全身麻酔が必要?

答えは、3,4歳で 自我が芽生えて痛みや恐怖に対して抵抗性が出てからです
(もちろん異論も理解してございますが 経験的な結論です。)
0歳児にレーザーを始める利点としては、
①皮膚が薄いのでレーザー光が浸透しやすい
②身体が小さい=あざの面積が小さい=レーザー照射のショット数が少なくてすむ=はやく治療が完成できる
③痛がることがすくない(?)疼痛コントロールが麻酔シールなどでしやすい 痛み止めでコントロールできる
④乳児医療券が使用できることが多い(各自治体による)

ということで 難治性のあざは なるべく乳児期 0歳時にレーザー照射を勧めている現状が有ります。
この夏休みは 少し大きくなった4,5歳になってからご相談に見えた患者様が多くお見えになりました。
小さなあざは、本人に「大丈夫?」「ちゃんとできる?」と確認してからレーザー照射しているのですが
レーザー途中で挫折してしまうことがあります。
麻酔のシールを貼っても「少し」痛みが残ります。(自分も含めて大人のかたはそれほど痛みを感じておらず我慢できます)
大きなあざは、レーザー照射が不可能となり 多くの方は成長を待ってレーザーをするということになります。
しかし 成長をまってレーザーを行っても あざの改善率は落ちてしまうことは明らかな事実です。
(実際20年間の経験を経て0歳のレーザーを勧めているので成長してからのレーザーは意味がないこともあります)
そこで
全身麻酔のレーザーをお勧めします。
全身麻酔の安全性については、毎日のように各病院で麻酔科を中心に行われている全麻。
さて、何年に何回麻酔の事故がおこり、ニュースや新聞で出ているでしょうか?
毎日のように「事故」でニュースになっているのは何でしょうか?
私は患者様に聞かれましたらこう答えています。
「何事も事を起こせばなんらかの事故は起こりえます。当院で全身麻酔を行う際は、麻酔の専門医 しかも経験が10年以上の医師、指導医であります。研修医はいません。事故率は交通事故や飛行機事故などに比べて極端に少ないと考えています。100万分の1ろとか1000万分の1とかの命の危険は有りますが 基礎疾患や風邪などで体調が悪いときに無理に全身麻酔を書けなければその事故率はどんどんさがると考えています。事故だけで考えれば 普通にその辺の道を歩くより安全でしょう」

(たとえが悪ければ指摘しさい なんか好い表現考えますね おっしゃってください)
しかし あざによっては「何回も」レーザーをせざる得なくなりますので その事故率は上がると考えます。
なので西堀形成外科では、麻酔専門医 看護師 看護助手 院長 と協力し 日々全身麻酔の手技や術後管理について問題提起し改善策を練っています。新人ナースには基本的な麻酔についての勉強をしてもらっています。一般ナースには少し高度な知識が要るかもしれません。
押さえつけが出来なくなった患者様も そこであきらめることなく レーザーの効果がでる小さいウチになんとか治療をすすめていけますようご協力いたします。
また当院では 全身麻酔は「日帰り」でおこなっています。
3年間行ってきましたが 大きなトラブルはなく 1件のみ喘息の患者様が体調不良となったのみ 大きな問題はなくすぐに回復し現在は全く問題なし。その後2年はなにもなくマイナートラブル発生率は200例分の1です。
日帰りで行っているので、全麻をかける際は、すこしの体長不良ではキャンセルになることもあります。(冬場30%以下)

全麻の写真 大学 WS000003.JPG
全麻のシーン.JPG

プロフィール

nishihori

理事長 西堀 公治

昭和43年 岐阜県 穂積市 生まれ
昭和62年 岐阜県立加納高校を卒業
平成6年 愛知医科大学医学部を卒業
平成8年 社会保険中京病院形成外科で医長として勤務
平成17年 愛知医科大学病院形成外科で助教として勤務
平成23年3月 西堀形成外科(名古屋市名東区藤が丘)を開業

臨床医として、小児あざや美容のレーザー治療に加えて
やけど・やけど跡、傷・傷跡の治療にも専門的に取り組む。
現在では手術を伴わない"Nonsurgical(メスを使わない)治療の可能性"
をテーマに臨床研究に取り組んでいる。

資格等:
日本形成外科学会:認定専門医・領域指導医
日本レーザー医学会:認定専門医・認定指導医・評議員
日本熱傷学会:認定専門医