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外傷を受け「病院たらい回し」にされた母の苦悩・・・

たらい回しって?
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先日、お子様が転倒をし目の上に切り傷を受け夕方に当院へお越しになられた患者様とおかあさまがお見えになりました。Aクリニックへ行き専門外といわれB大病院へ行き待っていたけど全然呼ばれないのでC市中病院へ行き一応診察は受けたのだけど又明日来て下さいと言われました、がしかし 明日は市中病院は公休日(土曜日)それを医師、看護スタッフは知ってか知らずしてかお母さんに伝えたがこのあたりは受付スタッフはよく知っています。明日は休みだから月曜日ですねと。そしてお母様はクリニックをさがして当院に行き着いたわけです。
開業してからこんな事は良くある話なんです。われわれは「切った外傷はその日に縫わなくても専門が縫った方がいい」と外科系医師の中では周知されているんですね。なぜだか。確かにわたしの他のブログで公表していますが、へたくそな先生にがっつり縫われてしまうよりは形成外科の専門の先生に縫ってもらうのがベストです。しかしお母様は「お子様」のことが心配で心配で仕方がないのだと思います。なのでたらい回しにされた感があるのでしょう。
この問題は、外傷に限らず、産科や小児科、急性期病変には専門性が高い医師に診てもらうべきもの、待てるものなど医療の現場では優先順位があるんです。医療現場の常識ともいえます。トリアージとか阪神大震災以降に救急救命科をはじめ現場にはかなり浸透されて現場では常識なんですね。なんでもかんでも順番はありえないのです。重傷度の高い疾病から診て行く、なのでトリアージなんですね。
しかし、我が子を思う親の気持ちにトリアージはありません。我が子が一番なんです。心配で心配でたまらないのです。
私の持論ですが、①診療スタッフが患者様にもうすこし上手く!説明をできたらよかった②専門性の高い大病院でもよかったが、研修医とか専門外に担当があたり なかなかその時間に専門医が救命病棟におりられないかもしれないのでオプションとして専門性の高い施設の把握!をしておく、そこへ紹介する③医療機関は極力診てあげて医師、ナース、事務が最大限!自分の持つ仕事力を発揮して患者サービスの提供に努める④①~③を効率的かつ確実にまた素早く対応してあげる 事ができるといいなと思いました。あと⑤専門性の高い医師がしっかりと診てあげる(医師は自分の研究がありますのでその時間も必要なんです。しかしその時間を少し患者様に尽力してあげる自分自身のシステム、医局や組織のシステムを作って!おく。)そうなると良い医療現場になりたらい回しは少なくなる、そんな気がします(もちろん多々問題はでてきますが今回は長くなるので語るのは辞めておきます)
結局、今回のケースは当院の外来中の忙しい時間帯でしたので時間を1時間待って処置をすることができました。明日経過を見て又患者様に指示を出したいと考えています。院長
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西堀形成外科へはJR名古屋駅から地下鉄東山線で藤が丘駅を降りて歩いて2分です。

プロフィール

nishihori

理事長 西堀 公治

昭和43年 岐阜県 穂積市 生まれ
昭和62年 岐阜県立加納高校を卒業
平成6年 愛知医科大学医学部を卒業
平成8年 社会保険中京病院形成外科で医長として勤務
平成17年 愛知医科大学病院形成外科で助教として勤務
平成23年3月 西堀形成外科(名古屋市名東区藤が丘)を開業

臨床医として、小児あざや美容のレーザー治療に加えて
やけど・やけど跡、傷・傷跡の治療にも専門的に取り組む。
現在では手術を伴わない"Nonsurgical(メスを使わない)治療の可能性"
をテーマに臨床研究に取り組んでいる。

資格等:
日本形成外科学会:認定専門医・領域指導医
日本レーザー医学会:認定専門医・認定指導医・評議員
日本熱傷学会:認定専門医