あざのレーザー治療のことならあざ治療の専門クリニック、西堀形成外科 名古屋

キズの相談に来られる患者様1

おはようございます、院長です。
先週は仕事もプライベートもとても忙しくフル回転で働きました。
一週間が7日ではとても少なく感じました。あとは結果がでるかどうかで充実感が変わります。

さて先週 傷跡の相談にこられた方がお見えになりました。
「西堀のところにいけば なんとかしてくれる」
「きれいに治してもらった、あなたもいってみれば?」
と地元?巷?で言われているみたいです。
嬉しいおことばです!
そう言って頂けて 選んで頂いてありがとうございます。

しかし 私の考えは キズはたまたまキレイに治った。
テーピング 遮光など 皆に同じ指導をしていますがキズ、傷跡の問題点も多いです。
キズは
1)できた瞬間のキズの・深さ・大きさ・形 などで決まるので 治りやすいキズ 治しやすいキズがあります。逆に治りにくい あとが残るキズ どうしても残ってしまうキズがあります。

2)キズは愛護的にあつかう(持論)
浅いキズは縫わなくてもテープでとめればいい とか キズパワーパッドを使ったからきれいになおる とか先生が縫わなくてもいいといったから大丈夫 とか 手首の傷は浅かったので縫わなかった とか キズがキレイに治ったけど隠すために日焼けさせた などいろいろな事を外来で患者様から聞きます。
さて全て正解なんでしょうか?
 2)-1「可能な限り縫合した方がいい」
浅い傷だから縫わなくてもいいよ といわれて ステリーストリップテープだけで留める処置をされること  
が特に救急の外来ではあるみたいです。翌日当院に来られますが 「ああ 何で縫わなかったんだろう」と思ってしまうキズがあります
浅くても(非常に浅いキズは別ですよ)縫合した方がいいと考える場所
・眼瞼周辺
・口唇周辺 
・口唇は適宜
・鼻翼 鼻柱周辺
・耳 耳周辺
・関節部
・手掌 手背関節近く 
・足底 足背関節近く
・指先(切創)
などです。
 2)-2「汚そうな受傷機転時は縫わない だけど解剖学的に問題があれば ラフに合わせ縫いする」
猫 犬にかまれた、薬品にともなう怪我、土やアスファルトでキズをした など キズがいかにも汚らしい時は縫合を避けます。しかし審美的解剖学的に問題あるときは あとでわかりにくくなる前にキースーチャーしておく感じで縫合します。合わせる感じでね。口唇縁とか鼻翼とか眼瞼縁とか耳とかです。
破傷風トキソイドは 汚い受傷機転では使用します。

縫い方も考えて どうせ縫うなら 愛護的に縫ってあげて欲しいです。
https://www.aza-nishihori.com/blog/wp-content/uploads/mt/2015/05/post-91.html

 7時過ぎました、時間がないのでまた後日アップします。2015/11/10 7:09
 

プロフィール

nishihori

理事長 西堀 公治

昭和43年 岐阜県 穂積市 生まれ
昭和62年 岐阜県立加納高校を卒業
平成6年 愛知医科大学医学部を卒業
平成8年 社会保険中京病院形成外科で医長として勤務
平成17年 愛知医科大学病院形成外科で助教として勤務
平成23年3月 西堀形成外科(名古屋市名東区藤が丘)を開業

臨床医として、小児あざや美容のレーザー治療に加えて
やけど・やけど跡、傷・傷跡の治療にも専門的に取り組む。
現在では手術を伴わない"Nonsurgical(メスを使わない)治療の可能性"
をテーマに臨床研究に取り組んでいる。

資格等:
日本形成外科学会:認定専門医・領域指導医
日本レーザー医学会:認定専門医・認定指導医・評議員
日本熱傷学会:認定専門医