あざのレーザー治療のことならあざ治療の専門クリニック、西堀形成外科 名古屋

外来で良く聞かれる レーザー直後~3ヶ月ぐらいの白抜け

こんにちは、院長です。
外来で良く聞かれることです。レーザー後に「皮膚が白くなりすぎている、大丈夫か?」と。
これは皮膚本来の持つメラニン細胞が一時的に脱失しているために起こりうる現象です。レーザー治療の過程ですので大きな問題になることは少ない、ないと考えています。きずあと(瘢痕)になっていなければ可逆的な現象です。きずあとになる事も数万発当院はレーザー照射しているので起こりうる話ですが合併症でもあり確率論です。しかしならない努力も怠っていません。
その際に気をつけることは、
①紫外線に無理に当てて色をぼかそうと考えないこと(へんな色むらが後々出来ることがあります)
②炎症を鎮めるような外用剤、保湿するような外用剤(ステロイド、非ステロイド、ワセリン系)を使用して局部の刺激を避けること
③掻いたりして機械的刺激を与えないこと
ですね。

※1 他院でレーザー治療を行っていた異所性蒙古斑 青あざ。ペンレスシール一枚ずつで行っていたので全体にムラがあった。当院にてレーザー治療開始、Qスイッチレーザーで白く抜けすぎた。抜けすぎた中にも色むらがあり、3ヶ月に一回で全体を照射して3年後改善。心配していた白抜けも綺麗になり患者様は満足していた。
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※2右腕の青あざ 異所性蒙古斑。白抜け、色むらの症例。Q素イッチレーザーを3ヶ月に1回重ねて行いムラが綺麗になり白抜けも問題なくなって綺麗になりました。
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※3薄い異所性蒙古斑 qスイッチレーザー1回照射で白抜け。
経過を半年見て白抜け色調改善。日焼けは禁物!
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※4大腿部 茶あざ qスイッチレーザー照射で薄くなる しかし白抜けが目立つ。以後徐々に改善、今後茶あざの細胞の再発を危惧して紫外線予防を励行。
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※5 濃い色調の茶あざ 治療レベル5 再発と白抜けのぎりぎりを
攻める照射方法。4枚目にはかなりの白抜けあり。5枚目のように今の所 再発はないが 今後紫外線予防に努めなければいけません。

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以上例を挙げましたが 安易に白抜けさせるのが良いと言っている訳ではありません。レーザー医師の方々でも一ヶ月の照射数が1万発にみたない先生には真似しない方が良いかと考えます。
経験が大事です。
院長
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プロフィール

nishihori

理事長 西堀 公治

昭和43年 岐阜県 穂積市 生まれ
昭和62年 岐阜県立加納高校を卒業
平成6年 愛知医科大学医学部を卒業
平成8年 社会保険中京病院形成外科で医長として勤務
平成17年 愛知医科大学病院形成外科で助教として勤務
平成23年3月 西堀形成外科(名古屋市名東区藤が丘)を開業

臨床医として、小児あざや美容のレーザー治療に加えて
やけど・やけど跡、傷・傷跡の治療にも専門的に取り組む。
現在では手術を伴わない"Nonsurgical(メスを使わない)治療の可能性"
をテーマに臨床研究に取り組んでいる。

資格等:
日本形成外科学会:認定専門医・領域指導医
日本レーザー医学会:認定専門医・認定指導医・評議員
日本熱傷学会:認定専門医