あざのレーザー治療のことならあざ治療の専門クリニック、西堀形成外科 名古屋

局面状にもりあがった単純性血管腫のvビームレーザー治療

単純性血管腫でまちがいないと思ったのですが、局面で盛り上がりレーザーの反応も鈍いかなと感じていた症例です。先天性血管腫は、色も盛り上がりも自然消退は起こらないものとされています。
昔のレーザーならばパルス幅が一定でなかなか深い血管までを処理出来なかったのですが2002年にVビームが日本で販売してからは治療の幅が広がったと感じています。2002年当初、vビームが使用したくて代務先の病院を教授にお願いして1日診療できる許可を得た、それくらい画期的な可変式色素レーザーでした。
本症例もロングパルスを駆使して上手く治せた症例だと思います。血管腫の赤みは消去出来ませんが、かなり薄くできました。今後のフォローアップで再発などしっかり診て行きたいと思いました。院長

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産まれて次の日、背中を見てびっくり!入院中に西堀形成外科を紹介していただき生後二週間目に受診、本当に綺麗に治るのか 目立たなくなるのか不安で、不安で・・・こんな小さな子が痛い思いをするのがかわいそうで。でも将来少しでも目立たなくなるならと治療を開始。

治療は3歳まで受けましたが、2歳からペンレス(痛み止めの麻酔シール)を貼る時から大泣き、行きたくないと叫ぶばかり。施術中も泣き叫び、毎回もう辞めようかと思い続けて3歳まで行いました。今4才となりかなり目立たなくなり続けてよかったと思います。お母様より

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先天性血管腫の毛細血管奇形は今時こんな感じに分類されています。ISSVAの分類1996年。
先天性
血管(Congenital hemangioma: CH)胎生期に増殖ピークを迎えた特殊型 
RICH(Rapidly imvoluting congenitalhemangioma)‥出生後急速に退

②NICH(noninvoluting congenitalhemangioma)‥増殖傾向を示さない

 a)毛細血管奇形(Capillary malformation: CM)

旧来:単純性血管腫、毛細血管拡張症、被角血管腫などをさします。

真皮浅層での毛細血管拡張、いわゆる単純性血管腫は、出生時から存在する境界明瞭な紅斑で終生持続し、加齢に伴って色調が濃くなったり、顔面では肥厚し隆起することもあります。中には特殊なタイプもあり、自然に消退するSalmon patchと言われるものや、退縮しなしSturge-Weber症候群やKlippelTrenaunary-Weber症候群の様な症候群のひとつの症状として表れることもあります。治療は、レーザー治療が主で、状況によって切除術を行う場合もあります。
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名古屋インターからは車で藤が丘駅まで10分程度、藤が丘駅effe駐車場歩いて2分です。
 

プロフィール

nishihori

理事長 西堀 公治

昭和43年 岐阜県 穂積市 生まれ
昭和62年 岐阜県立加納高校を卒業
平成6年 愛知医科大学医学部を卒業
平成8年 社会保険中京病院形成外科で医長として勤務
平成17年 愛知医科大学病院形成外科で助教として勤務
平成23年3月 西堀形成外科(名古屋市名東区藤が丘)を開業

臨床医として、小児あざや美容のレーザー治療に加えて
やけど・やけど跡、傷・傷跡の治療にも専門的に取り組む。
現在では手術を伴わない"Nonsurgical(メスを使わない)治療の可能性"
をテーマに臨床研究に取り組んでいる。

資格等:
日本形成外科学会:認定専門医・領域指導医
日本レーザー医学会:認定専門医・認定指導医・評議員
日本熱傷学会:認定専門医