あざのレーザー治療のことならあざ治療の専門クリニック、西堀形成外科 名古屋

赤あざ 単純性血管腫 レーザーは隈無く隙間無く照射スルのが良いの?

おはようございます。
最近多く質問されるシリーズです
赤あざ 単純性血管腫 毛細血管奇形に対するレーザーは
隈無く隙間無く照射スルのが良いの?

答は
体の部位や 色の濃さによって密度を変えます
相対的に多少の隙間はある方が、合併症が少ないです。
密に撃ちすぎると合併症が発生しやすくなります
合併症が何かといえば

0)内出血(濃い色の赤あざなら全例起こりうる うすくなると出にくい)
1)びらん(じくじくした感じです)
2)皮膚潰瘍(びらんが2~4週間なおらないもの)
3)皮膚炎 角質肥厚(1や2が長引くとざらざらしたり炎症が長引く)
4)色素沈着(本人の肌質によるが起こりうる)
5)きずあと(瘢痕とかケロイドとかいいます 酷いことはなく軽症が多い)
6)色素脱失(白抜け 両刃の剣で色が抜けないと薄くならないため難しい)
7)脱毛(有毛部 髪の毛 ひげなど)出力調整 期間調整する 経験が必要

密に撃ちすぎてそれがよかれと思っていたのですが そうでもない上記の
合併症特に1,2が発生するので最近はすこし隙間があっても次回に回せば
合併症を防げると考えています。
参考図↓)
WS000001 (2).JPG
左は密に撃ちすぎ 右が適度な照射、
もちろん患者様の症例で選択しながら打ちかたを変えます
院長

プロフィール

nishihori

理事長 西堀 公治

昭和43年 岐阜県 穂積市 生まれ
昭和62年 岐阜県立加納高校を卒業
平成6年 愛知医科大学医学部を卒業
平成8年 社会保険中京病院形成外科で医長として勤務
平成17年 愛知医科大学病院形成外科で助教として勤務
平成23年3月 西堀形成外科(名古屋市名東区藤が丘)を開業

臨床医として、小児あざや美容のレーザー治療に加えて
やけど・やけど跡、傷・傷跡の治療にも専門的に取り組む。
現在では手術を伴わない"Nonsurgical(メスを使わない)治療の可能性"
をテーマに臨床研究に取り組んでいる。

資格等:
日本形成外科学会:認定専門医・領域指導医
日本レーザー医学会:認定専門医・認定指導医・評議員
日本熱傷学会:認定専門医