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毛巣洞の手術(お尻・仙骨中央に出来るできもの)

こんばんは、院長です。
聞き慣れない「毛巣洞・もうそうどう・Pilonidal cyst」の手術についての解説です。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AF%9B%E5%B7%A3%E6%B4%9E
当院では年間2~5例、そんなに多い疾患ではないのですがお尻の真ん中の割れ目、くぼみにシコリができたとか、膿がでてきたとか、とても痛い、などで相談をされます。先日の患者様は、他院でアテロームだといわれて摘出オペをしたのですが又再発したそうです。どんな疾患なのでしょうか?
上記ウィキ検索でなんとなく「毛深い」男性のおしりにできると言われてます。しかし毛深くない人のおしりにも出来ています。
私の経験上、お子様のおしりの割れ目に小さな穴「瘻孔」がある子がいました。お母さんの話しから何年か後に何らか感染が起こる可能性もあるのですが、どうやら小さなシコリに発達するみたいです。先天性?の子もいるみたいです。女性もおこりうる疾患です。男性女性お子様で別疾患なのかもしれません。
感染して痛みがでて初めて気づく疾患です。しこりのうちに取ってしまうことはほぼありません。
治療はオペになります。年間2,3例の稀な症例。
術前にCT撮影が必要で深さを確認します。
当院は日帰りでやりますが、大きな切除例は入院施設で行った方がよいです。
術中に瘻孔をピオクタニンブルーで染色して行います。たまに縫合したキズがはじけることがあるようです。日常生活、特にトイレではお尻にテンションがかからないように座位をとることに気を付けてください。便座は洋式で!和式は危険です。
WS000183.JPG
↑仙骨部の深い瘻孔を確認できる尾骨直上に達する感染性のある結節しこりのCT写真。
20数年前に初めてこの疾患を知った、知るまで医学部のメジャーな教科書にはでてこない疾患です。皮膚科、形成外科の研修をしてから知りました。
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プロフィール

nishihori

理事長 西堀 公治

昭和43年 岐阜県 穂積市 生まれ
昭和62年 岐阜県立加納高校を卒業
平成6年 愛知医科大学医学部を卒業
平成8年 社会保険中京病院形成外科で医長として勤務
平成17年 愛知医科大学病院形成外科で助教として勤務
平成23年3月 西堀形成外科(名古屋市名東区藤が丘)を開業

臨床医として、小児あざや美容のレーザー治療に加えて
やけど・やけど跡、傷・傷跡の治療にも専門的に取り組む。
現在では手術を伴わない"Nonsurgical(メスを使わない)治療の可能性"
をテーマに臨床研究に取り組んでいる。

資格等:
日本形成外科学会:認定専門医・領域指導医
日本レーザー医学会:認定専門医・認定指導医・評議員
日本熱傷学会:認定専門医