あざのレーザー治療のことならあざ治療の専門クリニック、西堀形成外科 名古屋

黒あざ 茶あざ の治療手順 

こんばんは、院長です。
今日の診察にて「黒あざの治療についてもう少しくわしくお聞きしたい」と赤ちゃんのお母様から質問がありました。

生後すぐに形成外科の医師にかかり 黒あざの診断をされました。
「手術」しかありませんといわれたそうです。
お母様は半ばあきらめてしばらく子育てしていましたが 3ヶ月して近所の皮膚科の先生に相談されたそうです。
そして今日 私に相談にみえました。

1)黒いあざは 10人に一人癌になる
2)本当に手術しか治療法はないのか?レーザーはどうなのか?
が主な質問でした。

1)皮膚がんのリスクは 2%から10%、文献によっては20とか何とか書いてあります。たしかに大きな黒あざは悪性腫瘍の発生母地になりえますので 無い方が無難です。なんらかの形で薄くしておくべきです。なので私は「あるよりも無い方がリスクが少ない。方法論はなんでもいいが 切除可能な皮疹は切除、駄目なものはレーザーでもキュレッティングでもなんでもしましょう」とお答えしてます。
2)黒あざは教科書的な基本は「手術」でした。経験上 レーザー治療でもかなり薄くできますが、レーザー機器の取り扱いのうまい医師であることと 性能のいいレーザーが必要です。
10年まえからかなり効果よく治療しています。

たしかに回数が重なる場合があるので 根気もいります。
まったくうすくならないものは やはり「レーザー」より「手術」が良い場合もあります。
タイミングよく移行するのがいいと考えています。

手順は
まずレーザーしてみて 効果あり 薄くなりそうなら継続してみる。だめそうなら早々に手術です。

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プロフィール

nishihori

理事長 西堀 公治

昭和43年 岐阜県 穂積市 生まれ
昭和62年 岐阜県立加納高校を卒業
平成6年 愛知医科大学医学部を卒業
平成8年 社会保険中京病院形成外科で医長として勤務
平成17年 愛知医科大学病院形成外科で助教として勤務
平成23年3月 西堀形成外科(名古屋市名東区藤が丘)を開業

臨床医として、小児あざや美容のレーザー治療に加えて
やけど・やけど跡、傷・傷跡の治療にも専門的に取り組む。
現在では手術を伴わない"Nonsurgical(メスを使わない)治療の可能性"
をテーマに臨床研究に取り組んでいる。

資格等:
日本形成外科学会:認定専門医・領域指導医
日本レーザー医学会:認定専門医・認定指導医・評議員
日本熱傷学会:認定専門医